概要
SuiteXでは、迷惑メールの判定システムとして、vadeのAI機能を搭載したアンチスパムエンジン(※)を採用しています。
(※)2022年11月よりシステムを切り替えております。くわしくはこちらをご参照ください。
このシステムは、利用者がウイルス付きメールや迷惑メール(SPAMメール)による被害を受ける前に常に新しい脅威を把握するため、日々何千万通のサンプルデータを収集し、迷惑メールの判定ルールを作成しています。
ただし、判定ルールの精度は100%ではなく、メールが誤判定されてしまうケースがございます。
誤判定されたメールについては、システムへの解析依頼が可能です。
次の事象に該当する場合は、各受付先へ提出をお願いいたします。
※vade製品の判定ルールはセキュリティ上非公開となり、判定された原因について一切公開されることはありません。
判定されなくなったか否かの結果、解析結果、詳細につきましても製品元の技術情報となりますため、セキュリティ上非公開となり、お客さまへ報告することはできません。あらかじめご了承ください。
誤判定に対する解決事例
次の事象に該当する場合は、エンジンの判定ポリシーによりメール検体を提出しても改善されない可能性があります。
- メールに直接、exeファイルなどの実行ファイルを添付して送信している
ファイルそのものに異常がなかったとしても、昨今のトレンドとしてウイルスを拡散するメールと判断され、判定エンジンにて、SPAMメールやウイルスメールとして検知されやすい傾向がございます。圧縮して添付した状態でメールを送信しても同様のためご注意ください。
別途、Webへ一時的にアップロードし共有するツール等をご利用になるか、大容量ファイル転送機能などをご活用ください。
メール検体の提出方法
お客さまの状態によって提出先が変わります。次の2パターンをお選びクリックしてお進みください。
迷惑メール/ウイルス付きメールがすり抜けて正常なメールとして受信される
お客さまが明らかに迷惑メール/ウイルス付きメールと思われるメールなのにも関わらず、迷惑メール/ウイルス判定されていない場合は次の手順に沿ってご対応ください。
- 解析依頼したいメールを eml形式 (拡張子.eml) に変換します。
- こちらのメールアドレス宛てへ対象のメール検体を添付しお送りください。
mail_fn@arena.ne.jp
※お送りする前に必ずこちらの注意事項をご確認ください。正しく検体を提出いただかないと、システムで解析することができません。 - メール検体の提出後、改善の対象となった場合は反映までに1週間程度かかることがあります。1週間を経過しても反映されない場合は、お手数をおかけしますが再度検体の提出をお願いいたします。
お客さまが必要としているメールが迷惑メール/ウイルス判定される
お客さまが必要としているメールが迷惑メール/ウイルス付きメールと判定されている場合は次の手順に沿ってご対応ください。
- 解析依頼したいメールを eml形式 (拡張子.eml) に変換します。
- こちらのメールアドレス宛てへ対象のメール検体を添付しお送りください。
mail_fp@arena.ne.jp
※お送りする前に必ずこちらの注意事項をご確認ください。正しく検体を提出いただかないと、システムで解析することができません。 - メール検体の提出後、改善の対象となった場合は反映までに1週間程度かかることがあります。1週間を経過しても反映されない場合は、お手数をおかけしますが再度検体の提出をお願いいたします。
代表的なメールソフトで検体を添付する方法
代表的なメールソフトでメール検体を添付する方法を説明します。
ここに記載されている以外のメールソフトにおける添付方法については、各種メールソフトのマニュアルおよびヘルプをご参照ください。
※Outlookでは.eml形式でメール保存する機能がありません。提出する場合は他メールソフトか、Webメールから取得のうえ提出をお願いいたします。
Becky!
Windows10環境において、Becky! Internet Mail verrsion 2.75.04 にて動作確認しております。1.提出したいメールを選択します。
2.メニューの ファイル>エクスポート をクリックします。
3.エクスポートするファイル形式を選択するウィンドウが表示されます。「eml形式」を選択し「OK」をクリックします。
4.保存する場所を選択する画面が表示されるので、お客さまのご利用端末内の任意の場所へ保存し、メールに直接添付して提出してください。
Thunderbird
Windows10環境において、バージョン102.4.2 にて動作確認しております。1.提出したいメールを右クリックし、「メッセージを保存」をクリックします。
2.保存する場所を選択する画面が表示されるので、お客さまのご利用端末内の任意の場所へ保存し、メールに直接添付して提出してください。
Webメール Denbun v3
1.提出したいメールを右クリックし、「ダウンロード」をクリックします。
※「ダウンロード」の項目がグレーアウトされている場合、管理者アカウントにて Webメール管理>共通設定>メールダウンロード機能を許可する の設定を行ってから再度お試しください。
2.少し経つとダウンロードボダンがポップアップウィンドウで表示されるので、そのまま「ダウンロード」ボタンをクリックします。ブラウザの既定の場所へファイルが保存されます。
3.ダウンロードされたzipファイルの中に「.html」と「.eml」の2ファイルが含まれているので、「.eml」の方を提出します。
Webメールを利用してそのまま提出する場合は、新規メッセージを作成し、[宛先] 欄に検体を提出する宛先のメールアドレスを入力します。
提出したい検体メールをドラッグ&ドロップ等でメールに添付し、[送信] ボタンをクリックし、完了です。
注意事項
- 検体は、オリジナルメールの状態を維持して提出してください。提出前にヘッダーや本文に変更が加えられると有効なフィルタを作成できません。
- 提出する検体メールは未圧縮の状態で添付してください。パスワードによる暗号化もしないでください。
※もともとのメールに圧縮および暗号化したファイルが添付されている場合は、そのままの状態で検体を送付いただいても問題ありません。 - 精度の向上のため、誤判定されたメールはなるべくお早目に提出されることをおすすめいたします。
- 提出メールにつき、1つの検体を添付してください。
- 受付窓口への検体提出いただいた後に返信はいたしません。送付された検体メールはシステムに自動で取り込まれ、フィルタ生成もしくはフィルタの修正に利用いたします。