SuiteX V2への乗り換え【Suite、Suite2、SuiteX(V1/V2)から】
はじめに
本マニュアルではWebARENA Suite/Suite2/SuiteX(V1/V2)からWebARENA SuiteX V2に乗り換えする手順につきまして「4つのSTEP」でご案内します。
SuiteX V2の開通後、お客さまのお手元にお届けしております「開通通知書」をご用意ください。
開通通知書に記載されている「IPアドレス」、「ドメイン名」、「サイトマネージャー」などをご確認ください。


SuiteX V1タイプからのお乗り換えで、現在ご利用のサーバーと乗り換え先サーバーが同一サーバーに収容されている場合に限り、親ドメインが変更されてからの一定期間、お客さまメールアドレス宛に配送されたメールは、正常に配送されず、送信元にエラーが返されます。
ご不便をおかけいたしますが、乗り換え先の所属サーバーが同一の場合は、弊社にて別の所属サーバーになるよう調整の上、再開通を行いますので、インフォメーションセンターまでご連絡ください。
STEP1 - メールアカウントの作成
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ブラウザでお客さまのサイトマネージャーを開いてください。
URLは開通通知書の「サイトマネージャー」の項にてご確認ください。http://(ドメインまたはIPアドレス):8080/
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認証用のダイアログが表示されます。
ユーザー名(U)の欄に 「admin」 パスワード(P)の欄に 「指定されたパスワード」を入力します。 -
メールアカウントを追加します。
「メール管理」→「メールユーザーの登録・変更」をクリックします。
次に「アカウント名」の欄にご使用中のアカウント名を記入します。
続いて「パスワード」の欄にパスワードの文字列を記入します。※利用可能なパスワードの文字列については
オンラインマニュアル>サービス仕様~アカウント>8.各アカウントのアカウント名とパスワードをご覧ください。記入が終わりましたら「新規登録」をクリックします
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正常に完了しますと、以下画面が表示されます。
メールアカウント/メーリングリストメンバーの一括移行
Suite2から乗り換えの場合、メールアカウントやメーリングリストメンバーの一括移行が可能となっております。宜しければ お試しください。なお、具体的な方法・手順については、 Suite2-メールアカウントの一括移行や Suite2-メーリングリストの一括移行をご覧ください
STEP2 - メールソフトの設定

サーバの乗り換えでは、DNS情報が浸透するまで3日間程度時間を要します。 この間、メールは一時的に旧サーバと移行先のサーバのどちらか一方に届く状態となります。 メールの取りこぼしを防ぐために現在ご利用中のメールボックスと、SuiteX V2用のメール ボックスの2つを併用してメールを受信していただくことをお勧めいたします。
本マニュアルでは Outlook Express6 を例にご案内します。 その他のメールソフトをお使いの場合は、オンラインマニュアル>電子メール~設定・使用方法をご参考ください。
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メールソフトの設定を行います。
Outlook Express6を起動し、SuiteX V2用のメールボックスを作成します。
[ツール]→[アカウント]をクリックします。[インターネット]画面で、[メール]タブをクリックします。続いて[追加]→[メール]をクリックします。
[インターネット接続ウィザード]画面で、表示名(D:)欄に入力し「次へ」をクリックします。
電子メールアドレス(E:)に 「アカウント名@お客さまドメイン名」を入力し「次へ」をクリックします。
受信メールサーバの種類(S:) を選択し、受信メールサーバ、送信メールサーバにSuiteX V2のIPアドレスを入力し、 「次へ」をクリックします。
SuiteX V2に登録されたアカウント名(A)と、そのアカウント名のパスワード(P)を入力します。
「セキュリティで保護されたパスワード認証(SPA)を使用する(S)のチェックは外し、「次へ」を クリックします。以下の画面が表示されましたら基本設定の完了です。
続いて「SMTP Authentication(SMTP認証)」の設定を行います。
Outlook Express 6の画面から[ツール]→[アカウント]をクリックします。次に[メール]タブから先ほど作成した「SuiteX用」を選択し、[プロパティ]をクリックします。
[サーバ]タブを選択し[このサーバは認証が必要(V)]にチェックを入れ、[OK]ボタンをクリックします。
[閉じる]ボタンをクリックし、「SMTP Authentication(SMTP認証)」の設定の完了です。
「POP before SMTP」と「SMTP Authentication(SMTP認証)」について
SuiteXでは、「POP before SMTP」が廃止されました。「SMTP Authentication(SMTP認証)」の設定が必須となっております。
Suite/Suite2で「POP before SMTP」をご利用されていたお客さまは必ず「SMTP Authentication(SMTP認証)」へ設定をご変更 ください。
詳しくは「オンラインマニュアル>電子メール~制限事項>1.SMTP利用制限」をご覧ください。 -
移行元サーバのメールの設定を確認・変更します。
OutlookExpress6を起動し、[ツール]→[アカウント]をクリックします。
次に[インターネットアカウント画面]で、現在ご利用中のアカウントを選択して[プロパティ]ボタンをクリックします。続いて[サーバー]タブをクリックします。
以下の項目を確認し、ドメイン名で設定されている場合はIPアドレスに変更します。
STEP3 - Webコンテンツの移行
ホームページなどのWebデータをサーバへ転送するためには、ファイル転送ソフトウェアが 必要になります。流通している転送ソフトは複数ありますが、ここではFFFTPを使用する場合 をご案内いたします。
その他の転送ソフトについてはオンラインマニュアル>ファイル転送~設定・使用方法>2.各ソフトの設定方法 でご案内させていただいておりますのでご参考ください。
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FTPソフトの設定(FFFTPを使用する場合)
FFFTPを起動し、「ホスト一覧」の画面で「新規ホスト」ボタンをクリックします。
「ホストの設定」画面でSuiteX V2の設定をし、[OK]ボタンをクリックします。 -
SuiteX V2にコンテンツをアップロード
「ホスト一覧」画面で1.で作成したホストを選択し、[接続]ボタンをクリックします。
画面右側の[home]フォルダをダブルクリックします。画面左側のアップロードしたいファイルを選択し[アップロード(↑)]ボタンをクリックします。アップロード用のファイルは、予め現在お使いのサーバからお客さま端末にダウンロードしてください。
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ホームページの確認
Webデータをアップロード後、ブラウザで表示確認を行うことができますので正しく反映されて いるかご確認ください。
URLには「http://SuiteX V2のIPアドレス」を入力してください。
※ドメイン名でなく、IPアドレスをご指定ください。
※うまく表示されない場合は、CGIの属性などご確認ください。 属性(パーミッション)の詳細にについては、 オンラインマニュアル>ファイル転送~パーミッション をご覧ください。
※SuiteXのディレクトリ構成については、オンラインマニュアル>ファイル転送~ディレクトリ構造をご覧ください。
STEP4 - DNS情報の変更
DNSサーバを変更・登録をすることでSuiteX V2でお客さまのドメイン名を利用したホームページ へのアクセスやメールの送受信を行うことが可能になります。
DNS情報の変更は、
a:NTTPCのDNSサーバを利用する場合
b:お客さまのDNSサーバを利用する場合
の2通りありますが、ここでは「a:NTTPCのDNSサーバを利用する場合」の変更方法をご案内します。

SuiteX V1タイプからのお乗り換えで、現在ご利用のサーバーと乗り換え先サーバーが同一サーバーに収容されている場合に限り、親ドメインが変更されてからの一定期間、お客さまメールアドレス宛に配送されたメールは、正常に配送されず、送信元にエラーが返されます。
ご不便をおかけいたしますが、乗り換え先の所属サーバーが同一の場合は、弊社にて別の所属サーバーになるよう調整の上、再開通を行いますので、インフォメーションセンターまでご連絡ください。
なお、ご利用予定のドメイン名で開通されているお客さまはこの設定は不要です。
「1-2)子ドメインの追加」に進んでください。
1-1.親ドメインの登録
サイトマネージャーにログインします。
※具体的なログイン手順は「STEP1.アカウントの作成」の項をご覧ください。
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ログイン後、左メニューの「サイト管理」 > 「ドメイン」 > 「親ドメイン変更」 をクリックし[次へ進む]をクリックします。
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②[ドメインタイプ選択]で「Suite/Suite2で使用していたドメイン名をSuiteXで使用する」にチェックを入れます。
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[ドメイン名の入力]で新しく設定するドメインを入力し、[次へ進む]をクリックします。
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[ドメイン情報の表示]で設定希望ドメイン名を確認し、[次へ進む]ボタンをクリックします。
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[DNSサーバの選択]で「このサービスで提供している標準のDNSサーバns3.sphere.ad.jp/ ns4.sphere.ad.jp使用する。」にチェックを入れ、[次へ進む]ボタンをクリックします。
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[DNS設定確認]で設定されているドメインを確認して[次へ進む]ボタンをクリックします。
続いてご希望がございます場合は「設定変更希望日(3営業日以降)」をご記入ください。 空白の場合は、3営業日以内に設定されます。
「ご連絡先アドレス(ここで設定するドメイン以外のメールアドレス)」を記入し、[次へ進む]ボタンをクリックします。 -
受付完了画面が表示されます。
※ドメインの設定はご指定された「設定変更希望日」、またご指定されない場合は
3営業日以内に反映されます。
※設定が完了しましたら弊社より完了メールをお送りしております。メールが届きましたら、次の「子ドメインの追加」の作業を行ってください。
※SuiteX V1からSuiteX V2へ乗り換えされるお客さまは、SuiteX V1に登録されている子ドメインの削除をすべて完了させてから次の手順へ進んでください。
1-2.子ドメインの追加
SuiteXではホームページのURLなどwww付きのドメイン名で運用されたい場合、サブドメイン(子ドメイン) として設定を行う必要があります。
「サイトマネージャー」 > 「サイト管理」 > 「ドメイン」 > 「子ドメインの追加と削除」をクリックし、 「ドメイン名」に追加したいドメイン名に「www.example.com」を入力し、 [新規追加]ボタンをクリックしますと 設定が完了します。


・親ドメイン移行の完了通知メールを受領後、またはお客さまにて nslookup 等で 親ドメインの変更作業の完了を確認後、子ドメインの追加を行ってください。
※確認方法が不明な場合はテクニカルサポートまでお問い合わせください。
・子ドメイン(www.お客さまドメイン)の登録作業後、2,3時間で子ドメインによるアクセスが行えるようになります。

弊社による親ドメインの変更作業完了後から3日程度は現在ご利用中のサーバ(Suite/Suite2)と、 SuiteX V2のどちらか一方にアクセスがありますので、メールの取りこぼしを防止いただくため、両方の メールボックスをチェックするようにしてください。
完了
上記作業後、旧サーバにメールが届かなくなりましたら、サーバの乗り換え作業は完了です。
なお、メールアドレスの作成・ホームページのアップなどの作業期間もありますので、2週間程度は現在ご利用中のサーバとSuiteX V2サーバを併用されることをおすすめします。