電子メール~迷惑メール対策
迷惑メール対策
1.迷惑メールフィルタ
ご契約IPアドレス内のメールアドレス宛に配送されるメールに対して、迷惑メールのチェックを行います。迷惑メールと判定されたメールは、メールヘッダー内に迷惑メールであることが記載されます。また、お客さまの設定により題名への指定文字列の追加が可能です。
2.迷惑メールフィルタ設定の方法
迷惑メールフィルタ機能の設定を行えるのはメール管理者のみです。
設定は管理ツールのメールマネージャーの「メール管理」→「迷惑メールフィルタ管理」→「迷惑メールフィルタ ON-OFF」から行ってください。
※迷惑メールフィルタ機能の初期設定はOFFに設定されています。 迷惑メールフィルタをご利用の際は、お客さまご自身で設定を行ってください。
メール管理者にて設定された内容は、ご契約IPアドレス内のすべてのメールアドレスに適用されます。
迷惑メールフィルタ機能はメールアドレス毎には設定できません。
[設定項目]
1. 「ON ヘッダ追加、題名(Subject)への指定文字列追加なし」に設定する。
サーバーにおいて迷惑メールのチェックを行います。
受信したメールが迷惑メールと判定された場合は「X-Spam-Cause:」および「X-Spam-Flag: yes」がヘッダ行に追加されます。
2. 「ON ヘッダ追加、題名(Subject)への指定文字列追加あり」に設定する。
サーバーにおいて迷惑メールのチェックを行います。
受信したメールが迷惑メールと判定された場合は「X-Spam-Cause:」および「X-Spam-Flag: yes」がヘッダ行に追加され、題名の先頭にお客さまご指定の文字列を付加します。
題名に付加する指定文字列には、「A-Z a-z 0-9 . _ - = [ ] { } + # ^ ! ?」がご利用可能で、文字数は半角で15文字以内です。
3. 「OFF 迷惑メールチェックなし」に設定する。
サーバーにおいて迷惑メールのチェックを行いません。
3.迷惑メール隔離設定
迷惑メール隔離設定とは、迷惑メールフィルタで迷惑メールと判定したメールを隔離する設定です。
注意事項 [ 仕 様 ]
- メールユーザーの新規登録時には、初期値として迷惑メールを「隔離しない」と設定されます。
- MEIWAKUフォルダ内に隔離されているメールにつきましても、メールユーザーの使用容量に含まれますので、残り使用可能容量にご注意ください。
- 隔離され、MEIWAKUフォルダに保存されたメールは、POP3経由では取得できません。
Webメール(Denbun)経由で取得してください。 - メールが隔離された場合、自動返信およびメール転送は行われません。
- メーリングリスト宛の迷惑メールは隔離できませんが、メンバーに対しては、次の2パターンの動作となります。
- 自ドメインのメールアドレスメンバーの場合:各自のメールボックスに届くときに隔離が行われます。
- 外部ドメインのメールアドレスのメンバーの場合:迷惑メールは判定されますが隔離は行われません。
- 必要なメールが迷惑メールと判断され、隔離される可能性がございます。
- 迷惑メールフィルタが「ON」の場合のみ有効です。
- メール管理者は、メールマネージャーより全アカウント隔離設定を行うことができます。
- 外部MTAにてメールヘッダー内に「X-Spam-Flag: YES」(大文字小文字不問)が追加されていた場合も隔離対象となります。
[ 設定について ]
- 設定を変更されましたら、下部の「設定」ボタンをクリックしてください。確認画面が表示されます。
- 確認画面の内容でよろしければ「変更」ボタンをクリックしてください。隔離設定の変更が実行されます。
- ユーザー毎に順次設定が行われますので、完了表示がされるまで操作はせずお待ちください。
- 迷惑メール隔離設定手順
メールマネージャー
「メール管理」 → 「迷惑メールフィルタ管理」 → 「迷惑メール隔離設定」
[ メールユーザー用の設定画面 ]
- 項目名「ユーザー名」「設定」をクリックすることで、迷惑メール隔離設定画面内において 並び替えすることができます。
- 「すべて隔離する」「すべて隔離しない」を選択することで、全メールユーザーの設定を 一括で変更することができます。
メールユーザー用の迷惑メール隔離設定画面
4.迷惑メール振り分けの設定方法
- 迷惑メール隔離機能を使用せず、迷惑メールを振り分けるには
迷惑メールフィルタ機能をONに設定している場合、迷惑メールと判定されるとメールのヘッダに「X-Spam-Flag: yes」という行を追加します。また、お客さまの設定により メールの題名(Subject)に指定の文字列を付与することができます。お客さまのメールソフトにて、 「X-Spam-Flag:」ヘッダや指定文字列を用いて振り分けの設定をすることで、迷惑メールとして扱うことができます。
なお、迷惑メール判定エンジンは、株式会社シマンテックの「Symantec Brightmail AntiSpam」を採用して おりますが、spam判定の精度は100%ではございません。迷惑メール判定されたメールにつきましても、 削除せず残しておくなど、お客さまにて管理されることをお勧めいたします。
メールソフトでの振り分け設定方法は、以下の設定例をご参照ください。
Windows
Macintosh
Webメーラー
※ Windows は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
5.検出されないスパムメールやスパムと誤判定された電子メールについて
SuiteXでは、迷惑メールの判定システムとして、シマンテックの「Symantec BrightmailAntiSpam(シマンテック・ブライトメール・アンチスパム)」およびvadeのAI機能を搭載したアンチスパムエンジン(※)を採用しています。
(※)2022年11月より順次システムを切り替えております。くわしくはこちらをご参照ください。
このシステムは、利用者がSPAMメールによる被害を受ける前に常に新しい脅威を把握するため、日々何千万通のサンプルデータを収集し、迷惑メールの判定ルールを作成しています。
ただし、判定ルールの精度は100%ではなく、メールが誤判定されてしまうケースがございます。
誤判定されたメールについては、システムへの解析依頼が可能です。くわしくはこちらをご参照ください。