ファイル転送~ログファイル
種類
FTP関連のログとしては、FTPのアクセスログを見ることが出来ます。 FTPアクセスログはProFTPDが出力したテキスト形式の生ログです。
- FTPのアクセスログが参照できるようになりました。
参照方法
管理ツール(サイト管理者の場合サイトマネージャ、 Web特権ユーザの場合Webマネージャ)では最近10~500件の生ログを参照することが出来ます。 FTPでのダウンロードでは 前日以前の生ログを参照することが出来ます。
FTPアクセスログ | |
管理ツール | ○ (最近500件) |
FTPでのダウンロード | ○ (前日以前) |
- 最近500件より前の当日のログは、翌日になるまで見られなくなりました。
参照出来るお客様
ログファイルを参照できるのはサイト管理者・Web特権ユーザです。
ログファイル用ディレクトリ
ログファイルはサーバーの /log ディレクトリ内に保存されます。/log ディレクトリ内はさらに /log/www と /log/ftp に分かれており、/log/www にWeb、 /log/ftp にFTPのログが保存されます。
- FTPのログが追加されたことに伴いディレクトリが分けられました。
保存期間
生ログのログファイルは1日分ごとに1つのファイルにまとめられ、あらかじめ 設定されている保存日数分が サーバーに保存されます。 設定されている日数が経過したログファイルはサーバーから自動的に削除され、参照することは出来なく なります。
保存日数は0日~40日の範囲で任意に設定する事が出来ます。 設定はサイト管理者の場合サイトマネージャにアクセスして、「 Web&FTP管理」→「ログファイル」→「ログ保存日数 」から行うことが出来ます。Web特権ユーザの場合Webマネージャにアクセスして、「 Webアカウント管理」→「ログファイル」→「ログ保存日数」から行うことが出来ます。
初期状態では7日に設定されています。なお、0日に設定すると /log ディレクトリ配下へのログファイルの保存は行われなくなり、以下のログ以外は参照できなくなります。
- 最近500件分のWebアクセスログ
- 最近500件分のWebエラーログ
- 最近500件分のFTPアクセスログ
ログファイルの容量
ログファイルはご契約頂いたディスク容量を使用します。Webコンテンツの容量として計算されますので、 ログを多く使用するお客様はサイトマネージャーの「Web/メール容量配分」でWebの容量を多めに配分しておいて下さい。 なお、当日分の記録途中の生ログはお客様のディスク容量を使用しません。
FTPアクセスログ
FTPアクセスログはFTPのセッションを記録したProFTPDの生ログです。以下のファイル名で作成されます。
ftp_[日付].log.gz
日付は [YYYYMMDD] の形式になっています。 たとえば、2003年4月1日のログファイルは
ftp_20030401.log.gz
となります。gzip形式で圧縮されていますので、解凍して参照して下さい。
書かれている内容はWebARENA Suite2で使用しているFTPサーバープログラム 「ProFTPD」の標準フォーマットからidentの項目を除いた形式になっています。
※identとはサーバーにアクセスしているユーザーの情報を確認するために使われるプロトコルですが、 WebARENA Suite2のFTPサーバーはident認証を行わないため、この項目は記録されないようになっています。書式は以下の様になっています。
(host) (user) [(date)] "(command)" (status) (bytes)
- (host)はアクセスしたクライアントのIPアドレスまたはドメイン名です。
- (user)はアクセスしたユーザ(サイト管理者・Web特権ユーザ・Webユーザ)のアカウント名です。 認証が行われる前のログには「proftpd」と記録されます。
- (date)はアクセスがあった日時です。
- (command)はクライアントから送られたFTPコマンドです。
- (status)はサーバーが返したFTPのレスポンスコードです。
- (bytes)はこのアクセスの際に送信されたバイト数です。
例えば、FTPアクセスログに以下の情報が記録されていたとします。
192.168.1.1 admin [17/Jul/2003:11:59:03 +0900] "STOR example.html" 226 7946
この部分からは、
- 192.168.1.1というIPアドレスのクライアントからアクセスがあり、
- アクセスしたアカウントはadmin(サイト管理者)で、
- アクセスがあった日時は日本時間の2003年7月17日 11時59分03秒で、
- クライアントから送られたFTPコマンドは「STOR example.html」(example.htmlのアップロード)で、
- 226というレスポンスコードを返し、
- 送信されたバイト数は7946バイトだった
という事が分かります。
- FTPのログが参照できるようになりました。
- ログファイルの名前に日付が付くようになりました。