[ホームページ] ログファイル
WebARENA Suiteではホームページへのアクセスログとエラーログをご覧頂く事が出来ます。 2000年10月3日 午前3:00より、再びFTPでも直前のテキスト形式のログファイル(access.logおよびerror.log)がご覧頂ける様になりました。
SSLオプションサービスをご利用のお客様へ
このページでご案内している内容は非SSLのホームページについての内容です。SSL対応ホームページのログファイルについては オンラインマニュアル - [ホームページ] SSLホームページ にご案内がございますので、 そちらをご参照下さい。
種類と参照方法
テキスト形式のアクセスログ・HTML形式のアクセスログ・テキスト形式のエラーログの3種類のログをご参照頂く事が出来ます。 参照方法としては、管理ツールのADMIN MANAGERからご覧頂く方法とFTPでサーバーからダウンロードしてファイルを直接ご覧頂く方法がございます。 それぞれのログファイルと、その参照方法は以下の様になっております。
アクセスログ (テキスト形式) |
アクセスログ (HTML形式) |
エラーログ (テキスト形式) |
|
---|---|---|---|
ADMIN MANAGER | △(50件まで) | ○ | △(50件まで) |
FTPでのダウンロード | ○ | ○ | ○ |
2000年9月4日よりどちらの方法でもすべてのログファイルがご覧頂ける様になりました。 ただし、ADMIN MANAGERからご覧頂けるテキスト形式のログは最新の50件までとなっております。
ログファイル用ディレクトリ
ログファイルはサーバーの /log ディレクトリに保存される様になっております。 FTPでサーバーからダウンロードする場合は管理者用アカウント(admin)を使用してFTP接続を行い、 /logディレクトリからファイルをダウンロードして下さい。
ログファイルのサンプル
ログファイルのサンプルをご覧頂けます。ご覧になりたいログファイルをクリックしてご覧下さい。
保存期間と作成時間
ログファイルはいずれも1日分ごとに1つのファイルにまとめられ、設定した保存日数分がサーバーに保存される様になっています。 設定されている日数が経過したログファイルはサーバーから自動的に削除され、ご覧頂く事は出来なくなります。 削除されたファイルを復旧する事は出来ませんので、保存しておきたい場合は削除される前にサーバーからFTPでダウンロードして下さい。
保存期間は 0日~40日 の範囲で任意に設定する事が出来ます。 初期状態では7日に設定されていますので、変更をご希望の場合はADMIN MANAGERで設定を変更して下さい。 なお、0日に設定すると/logディレクトリへのログファイルの保存は行われなくなり、 当日のテキスト形式のログ以外はご覧頂けなくなります。
すべてのログファイルは 午前3時過ぎ にファイル名の変更・削除処理が行われます。 例えば、access.log.1.gzは翌日の午前3時になるとファイル名がaccess.log.2.gz に変わり、 さらに翌日の午前3時にはaccess.log.3.gzに変わります。
なお、access.logおよびerror.logには午前3時~翌午前3時までのテキスト形式のログが記録されています。 直前の50件以上前のログをご覧になりたい場合は、こちらのファイルをFTPでダウンロードしてご覧下さい。 また、誤ってaccess.logおよびerror.logを削除してしまった場合は翌日午前3時に自動的に再作成が行われますので、それまでお待ち下さい。
ログファイルの容量について
ログファイルはご契約頂いたディスク容量を消費します。 アクセスが多い場合や保存日数を多く設定した場合はログファイルの容量が数MB~数十MBになる場合があり、 ディスク容量の不足が発生して メールの不達 や CGIのデータファイルの消失等 の問題が発生する場合がございますのでご注意下さい。 ただし、圧縮されていないテキスト形式のログファイル(access.logおよびerror.log)はご契約頂いたディスク容量を消費しません。
なお、ログファイルが不要な場合は保存日数を0日に設定することにより、生成を停止させる事も可能です。 2000年9月4日よりアクセスログ・エラーログのどちらも生成を停止させる事が出来る様になりました。
アクセスログ(テキスト形式)
テキスト形式のアクセスログは、以下のファイル名で作成されます。
ファイル名 | 内容 |
---|---|
access.log | 午前3時~翌午前3時のアクセスログ(テキスト形式) |
access.log.*.gz | *日前のアクセスログ(テキスト形式) |
拡張子が.gzとなっているファイルはgzip形式で圧縮されていますので、ダウンロード後に解凍してご覧下さい。
書かれている内容はWebARENA Suiteで使用しているWWWサーバープログラム「Apache」のcombinedフォーマットになっており、HTTPアクセス1回ごとの詳細な情報が記録されております。書式は以下の様になっています。 2000年9月4日よりRefererおよびUser-Agentの情報もご覧頂ける様になりました。
(host) - - [ (date) ] " (request) " (status)(bytes) " (referer) " " (user-agent) "
(host) はアクセスしたクライアントのIPアドレスです。
※SSLホームページに限りIPアドレスからドメイン名を逆引き検索できた場合はドメイン名で記録されます。
(date) はアクセスがあった日時です。
(request) はクライアントからのリクエスト内容です。
(status) はクライアントに返されたHTTPステータス番号です。
(bytes) はクライアントに送信されたデータのバイト数です。
(referer) は環境変数Refererの値です。リンク元のページのアドレスが記録されます。
(user-agent) は環境変数User-Agentの値です。ページを参照しているクライアント(ブラウザ)の情報が記録されます。
例えば、アクセスログに以下の情報が記録されていたとします。
(ここでは改行を入れていますが、実際には1行につながって表示されます。)
192.168.1.1 - - [13/Jan/2000:16:20:21 +0900]
"GET /counter.html HTTP/1.1" 200 600
"http://abc.st123.arena.ne.jp/index.html"
"Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)"
この部分からは、
192.168.1.1 というIPアドレスのクライアントから
日本時間の2000年1月13日 16時20分21秒 に
GET /counter.html HTTP/1.1 というリクエストがあり、
200というHTTPステータス と
600バイトのデータ を返し、
このアクセスのリンク元はhttp://abc.st123.arena.ne.jp/index.html で、
クライアントはWindows 2000版のInternet Explorer 5.5 (Windows NT 5.0はWindows 2000を意味しています。)
という事が分かります。
アクセスログ(HTML形式)
HTML形式のアクセスログは、以下のファイル名で作成されます。
ファイル名 | 内容 |
---|---|
stat_*.html | *日前のアクセスログ(HTML形式) |
HTML形式のアクセスログは wwwstat というログファイル集計ツールによって、テキスト形式のログファイルの内容を項目別に集計したものになっております。それぞれの項目の意味は以下の様になっております。
アクセスログの集計対象日
アクセスログの集計対象日です。「Aug 30 2000」の場合、2000年8月30日である事を示しています。
1日あたりのアクセス回数・転送データ量
集計対象日1日に発生したすべてのアクセス回数と転送データ量の合計です。
%Reqsはアクセス回数全体における割合です。
%Byteは転送データ量全体における割合です。
バイト数は転送データ量(単位:バイト)です。
リクエストはアクセス回数です。
日付はアクセスログの集計対象日がそのまま表示されます。
時間別のアクセス回数・転送データ量
どの時間帯にどのくらいのアクセスがあったかをご覧頂く事が出来ます。
%Reqsはアクセス回数全体における割合です。
%Byteは転送データ量全体における割合です。
バイト数は転送データ量(単位:バイト)です。
リクエストはアクセス回数です。
時間はアクセスのあった時間帯です。例えば00の場合、00:00~00:59を表しています。
クライアントのトップレベルドメイン別のアクセス回数・転送データ量
ページにアクセスを行ったクライアント(ページを参照したコンピュータ)のトップレベルドメインが記録されています。
%Reqsはアクセス回数全体における割合です。
%Byteは転送データ量全体における割合です。
バイト数は転送データ量(単位:バイト)です。
リクエストはアクセス回数です。
ドメイン名はクライアントのトップレベルドメインです。
クライアントのサブドメイン別のアクセス回数・転送データ量
ページにアクセスを行ったクライアントのサブドメインも含めたドメイン名(FQDN)が記録されています。
%Reqsはアクセス回数全体における割合です。
%Byteは転送データ量全体における割合です。
バイト数は転送データ量(単位:バイト)です。
リクエストはアクセス回数です。
サブドメイン名はページにアクセスを行ったクライアントのドメイン名(FQDN)です。 ドメイン名はフィールドが反転して表示されます。例えば、jp.ne.webarena.wwwとなっていればwww.webarena.ne.jpからのアクセスを示しています。
アクセスされたURL(ファイル)別のアクセス回数・転送データ量
どのファイルに対して、どのくらいのアクセスがあったかが表示されています。 HTMLファイルへのアクセス回数をご覧頂くと、ページごとのアクセス回数をご覧頂く事が出来ます。
%Reqsはアクセス回数全体における割合です。
%Byteは転送データ量全体における割合です。
バイト数は転送データ量(単位:バイト)です。
リクエストはアクセス回数です。
URL(ファイル)はアクセスされたURL(ファイル)のパスです。
エラーログ(テキスト形式)
エラーログは、以下のファイル名で作成されます。
ファイル名 | 内容 |
---|---|
error.log | 午前3時~翌午前3時のエラーログ(テキスト形式) |
error.log.*.gz | *日前のエラーログ(テキスト形式) |
拡張子が.gzとなっているファイルはいずれもgzip形式で圧縮されていますので、ダウンロード後に解凍してご覧下さい。
書かれている内容はWebARENA Suiteで使用しているWWWサーバープログラム「Apache」の標準的なフォーマットになっており、 ページが参照された時やCGIが実行された時にエラーが発生するとそのエラーの情報が記録されます。書式は以下の様になっています。
[ (date) ] [error] [client (ipaddress) ] (error)
(date) はアクセスがあった日時です。
(ipaddress) はアクセスしたクライアントのIPアドレスです。
(error) は発生したエラーの内容です。
例えば、エラーログに以下の情報が記録されていたとします。
[Thu Jan 13 16:13:38 2000] [error] [client 192.168.1.1]
File does not exist: /home/abc.html
この部分からは、
日本時間の2000年1月13日 16時13分38秒 に
192.168.1.1 というIPアドレスのクライアントからアクセスがあり、
File does not exist: /home/abc.html という内容のエラーが発生した
という事が分かります。
発生するエラーの内容には様々なものがございますが具体的な内容が英語で記録されますので、ページの表示が正常に行われない場合や CGIの実行が失敗してしまう場合などはエラーメッセージの内容をご覧頂くと原因が特定出来る場合がございます。
ワームのアクセスに対するアクセスログの削除
WebARENA Suiteのサーバーに限らず、インターネット上のWebサイトには「Code Red」「Nimda」などのワームに感染したサイトから頻繁にアタックが行われています。WebARENA Suiteのサーバーはこれらのワームには感染しませんが、アタックの際に送られてくるHTTPリクエストが非常に多いため、通常の状態ではアクセスログが非常に大きくなってしまいます。
この現象への対処として、WebARENA SuiteのサーバーはリクエストURIに以下の文字列が含まれる場合、そのアクセスをワームによるアクセスとみなしアクセスログへの記録を行いません。
/system32/cmd.exe
/MSADC/root.exe
/scripts/root.exe
/default.ida
/NULL.IDA
※エラーログには「File does not exist」等のエラーが記録されますが、こちらについては記録される仕様になっています。ご了承下さい。
※送られたリクエストの内容がHTTPのフォーマットとして不正な内容だった場合など、 まれにパターンに該当する文字列が含まれていてもアクセスログに記録されてしまう場合があります。
また、8KBより長いリクエストのアクセスがあった場合、アクセスログに記録されるリクエストURIに「-」と記録します。