ホームページ~共用SSL
1.概要
共用SSLは、弊社で取得したSSLサーバー証明書を共用利用しSSLによる通信暗号化を行うサービスです。サイトマネージャから共用SSLを「ON」に設定し、ご希望のサブドメイン名(以下、共用SSL用FQDN)を指定することで利用できます。
2.共用SSLと独自SSLの違い
共用SSLのSSLサーバ証明書は、弊社が取得したものを他のご契約者さまとSSLサーバ証明書を共用利用するものであり、お客さまサイトの実在性、企業の実在性を証明するものではありません。
このため、個人情報を取り扱われる法人サイトでの共用SSLのご利用は推奨しません。
独自SSLについての詳細は、サービスサイト内「独自SSL」をご確認ください。
SSLの種類 | 共用SSL | 独自SSL | |
---|---|---|---|
グローバルサイン | シマンテックウェブサイトセキュリティ | ||
主な利用用途 | 個人サイト向け | 個人事業主さまサイト 企業内ネットワーク用 |
法人サイト ECサイト・ネットショップ用 |
独自ドメインの利用 | × | ○ | ○ |
携帯電話への対応 | × | △ ※一部の携帯電話に対応していない |
○ |
サイトシールの提供 | × | ○ | ○ |
認証局の保証(CPS) | × | ○ | ○ |
ドメインの実在認証 | × | ○ | ○ |
企業の実在認証 | × | × | ○ |
個人事業主さまによる利用 | ○ | ○ | × |
取得・更新の申請手続き | 不要 | 必要 | 必要 |
SSL設定作業 | 不要 | NTTPCにて設定作業を実施 | NTTPCにて設定作業を実施 |
取得申請から設定完了までの時間 | すぐに利用可能 | 申請から設定完了まで最短数分程度 |
申請から設定完了まで7~20営業日 |
3.前提条件、制約事項
- 独自SSL(有料オプション)との併用はできません。
- 他のご契約者さまが既に利用している共用SSL用FQDNは使用することはできません。
- FQDN に「.(ドット)」や「www」を指定することはできません。
- 共用SSLをご利用中に新たに独自SSL(有料オプション)の設定をされた場合、独自SSLの設定が優先されるため、共用SSLは利用することができません。
- 共用SSL用FQDNの変更は、1日に1回のみに制限しています。
- 共用SSL用FQDNの変更をする場合、共用SSLを「OFF」にする必要があります。「OFF」にした際、/sslディレクトリが存在する場合はその配下を含むディレクトリとファイルが全て削除され、再度ONにした場合SSL用のディレクトリ構造が新しい仕様に変更されます。詳細はこちら
- サイトシールは利用できません。
- CSSや画像ファイルなどの指定をhttp://から始まる形式としていたり、YouTubeなど、他のWebサイトのコンテンツを埋め込むとWebブラウザが警告を発することがあります。
- セキュリティの面から、Cookieにはdomain属性を指定せずSecure属性を指定するように推奨します。
- 共用SSLで利用されているドメイン名を親ドメインもしくは、子ドメインに指定することはできません。
- 共用SSLで指定したFQDNはメール送受信に対応していません。CGI等を用いた問い合わせフォームからメール送信させる場合、FromアドレスをSuiteXに設定されている親ドメインか子ドメイン、あるいは他のメールアドレスに指定してください。
- スマートフォンの機種によっては対応しない場合もあります。
4.設定方法
4-1. サイトマネージャへログイン
http://(お客さまのIPアドレス、またはドメイン名):8080
ログイン名:admin
パスワード:adminのパスワード
4-2. 共用SSLの利用開始(OFF状態からON状態)
1.サイトマネージャにログインし、「共用SSL」メニューを開きます。
2.URLにあたる、任意のFQDNを設定します。入力規則は次のとおりとなります。
ユーザー選択可能対象 | https://[ お客さま指定の共用SSL用FQDN ].securesite.jp |
---|---|
文字長 | 3~16文字 |
使用可能文字 | [英字小文字] abcdefghijklmnopqrstuvwxyz [英字大文字] ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ [数字] 0123456789 [記号] -(ハイフン) |
組み合わせルール | 先頭及び末尾にハイフンは使用できない |
4.設定が完了すると以下の画面が表示されます。
設定が反映されるまで、およそ30分程度かかります。
お客さまの環境によっては、DNSサーバの影響で最大3日間ほどかかる場合がございます。
4-3. 共有SSLを利用停止(ON状態からOFF状態)
1.サイトマネージャにログインし、「共用SSL」メニューを開きます。2.共用SSLを無効にすると、この時点で現在お客さまがSuiteXサーバーにアップロードしている /sslディレクトリ配下にあるファイルがすべて削除されます。必要に応じ事前にお客さまのローカル端末へファイルをダウンロードしバックアップをお済ませください。また、.htaccessファイルなど共用SSLに関連した設定を行っている場合は適宜修正します。
※/home 配下のデータは削除されません。
問題なければ、「/sslディレクトリ配下にあるコンテンツを削除して共用SSLをOFFにすることに同意します。」という警告文に対し、チェックボックスにチェックを入れ、[OFF]ボタンをクリックします。
3.確認画面が表示されます。問題がなければ[OFFに設定]ボタンをクリックしてください。
4-4. 共用SSLの利用再開(OFF状態からON状態)
2.「このURLで共用SSLを設定する」ボタンをクリックし「設定」ボタンをクリックします。
※ 既に共用SSL用FQDNは設定されているため、共用SSL用FQDNの選択項目は表示されません。
4-5. 共用SSL用FQDNを変更する場合(共用SSL用FQDNを削除)
サイトマネージャにログインし、「共用SSL」メニューを開きます。
2.「このサブドメイン「xxxxx」を削除する」に同意する場合、チェックを入れ、「設定」ボタンをクリックします。
3.共用SSL用FQDNが削除されます。
※ サブドメインの変更は、1日1回に制限しています。その回数を超えて変更を行おうとすると次のようなエラーが表示されます。
5.Webサイト開設まで
5-1.Webサイト用のコンテンツを置く場所
FTPでアクセスし、/home の配下にコンテンツを置いてください。
/home 配下のデータがhttp/httpsの両方で表示されます。
※※※注意※※※
2019年8月28日以前からSSLをご利用、かつ /ssl ディレクトリが存在しているお客さまにつきましては、/home 配下にコンテンツを置いてもhttp/httpsの両方で表示させることができません。
http/httpsの両方で表示させる方法につきましてはこちらをご参照ください。
HTTP/HTTPSのディレクトリ統合
5-2.Webサイトへのアクセス方法
次のURLへアクセスしてください。
https://[ お客さま指定の共用SSL用FQDN ].securesite.jp
※お客さま指定の共用SSL用FQDNは、4-2.で設定いただきました、任意のFQDNとなります。