[ファイル転送] ディレクトリの構造
WebARENA Suiteサーバー内のディレクトリ構造についてのご案内です。
ディレクトリの構造
初期状態では、ディレクトリ構造は以下の様になっています。
[ ]内はパーミッションの初期値です。変更せずにこのままの状態でご利用下さい。
※2000年12月19日より、セキュリティ強化のため /home ディレクトリのパーミッションが 755(rwxr-xr-x) から 705(rwx---r-x) に変更されました。
| +--- home [ 705 (rwx---r-x) ] 管理者のホームページ用
| +--- cgi-bin [ 705 (rwx---r-x) ] CGI用
| +--- log [ 705 (rwx---r-x) ] ログファイル用
| +--- Maildir [ 500 (r-x------) ] 管理者のメール用
| +--- new [ 700 (rwx------) ] 管理者の未読メール用
| +--- cur [ 700 (rwx------) ] 管理者の既読メール用
| +--- tmp [ 700 (rwx------) ] 一時的な処理用
上記のディレクトリはすべて管理者だけがアクセスする事が出来ます。ユーザーはアクセスする事が出来ません。
ユーザー用アカウントを作成すると、 /home ディレクトリ内にそのユーザー用のディレクトリが作成されます。 例えば、「suite」というユーザー用アカウントを作成した場合ディレクトリの構造は以下の様になります。
| +--- home
| | | +--- suite [ 755 (rwxr-xr-x) ] ユーザー「suite」のホームページ用
| | | +--- Maildir [ 500 (r-x------) ] ユーザー「suite」のメール用
| | | +--- new [ 700 (rwx------) ] ユーザー「suite」の未読メール用
| | | +--- cur [700 (rwx------) ] ユーザー「suite」の既読メール用
| | | +--- tmp [ 700 (rwx------) ] 一時的な処理用
| +--- cgi-bin
| +--- log
| +--- Maildir
| +--- new
| +--- cur
| +--- tmp
ユーザー「suite」はサーバーにFTP接続した時に、上記のディレクトリのうち 橙色の部分だけにアクセスする事が出来ます。 その他のディレクトリを操作する事は出来ません。
管理者はサーバーにFTP接続した時に、上記の赤色と橙色のどちらにもアクセスすることが出来ます。 管理者は全ユーザー用ディレクトリを含むすべてのディレクトリの内容を操作する事が出来ます。
管理者用ディレクトリ
管理者用のディレクトリには管理者だけがアクセス出来ます。それぞれの用途と機能は以下の通りです。
/ (ルートディレクトリ)
WebARENA Suiteサーバーの一番上の階層となるディレクトリです。
このディレクトリをブラウザから参照する事は出来ません。
このディレクトリにファイルを置いたりサブディレクトリを作成することは出来ません。
/home
ホームページのデータを置くディレクトリです。 ブラウザから参照する際のアドレスは http://(ドメイン名またはIPアドレス)/ となります。
トップページのHTMLファイル名は index.html ・ index.htm ・ index.shtml のいずれかにして下さい。
このディレクトリには自由にファイルを置いたりサブディレクトリを作成することが出来ます。
/cgi-bin
CGIや、CGI用のデータファイルなどを置くディレクトリです。 CGIの実行ファイルはこのディレクトリに置かなければ動作しませんので、必ずこのディレクトリの配下に置いて下さい。
ブラウザから参照する際のアドレスは http://(ドメイン名またはIPアドレス)/cgi-bin/ となります。
初期状態ではHTMLファイルや画像ファイルをこのディレクトリに置いてもブラウザから参照する事は出来ませんが、 オンラインマニュアル - [ホームページ] .htaccessに記載されている内容に従って .htaccessファイルを設置するとHTMLファイルや画像ファイルを置く事も出来る様になります。
このディレクトリには自由にファイルを置いたりサブディレクトリを作成することが出来ます。
/log
アクセスログ・エラーログのファイルが置かれるディレクトリです。
このディレクトリをブラウザから参照する事は出来ません。
ログファイルについての詳しい情報はオンラインマニュアル - [ホームページ] ログファイルのページを ご覧下さい。
このディレクトリには自由にファイルを置いたりサブディレクトリを作成することが出来ます。
/Maildir
メールのデータが置かれるディレクトリです。
このディレクトリをブラウザから参照する事は出来ません。
このディレクトリの中にはさらに「new」「cur」「tmp」の3つのディレクトリがあり、 その中に管理者宛てに届いたメールのデータファイルが置かれる様になっています。
「new」は未読のメールが置かれるディレクトリです。
「cur」は既読(過去に受信を行っている)メールが置かれるディレクトリです。
「tmp」はシステムが一時的な処理のために使用するディレクトリですので、通常は空の状態になっています。
パーミッションとディレクトリ名を変更すればこのディレクトリの中にファイルを置いたりディレクトリを削除することは可能ですが、 ファイルを置いたりディレクトリを削除するとメールが正しく動作しなくなる場合がありますので ファイルの設置やディレクトリの削除は行わず、初期状態のままでご利用下さい。
ユーザー用ディレクトリ
ユーザー用のディレクトリには管理者とそのユーザーだけがアクセス出来ます。それぞれの用途と機能は以下の通りです。
/home/(ユーザー用アカウント名)
ホームページのデータを置くディレクトリです。
ブラウザから参照する際のアドレスは http://(ドメイン名またはIPアドレス)/(ユーザー用アカウント名)/ となります。
トップページのHTMLファイル名は index.html ・ index.htm ・ index.shtml のいずれかにして下さい。
ユーザーアカウントでサーバーにFTP接続するとこのディレクトリが / (ルートディレクトリ)として見え、 管理者用や他のユーザー用のディレクトリは見る事が出来ません。
このディレクトリには自由にファイルを置いたりサブディレクトリを作成することが出来ます。
/home/(ユーザー用アカウント名)/Maildir
メールのデータが置かれるディレクトリです。
このディレクトリをブラウザから参照する事は出来ません。
このディレクトリの中にはさらに「new」「cur」「tmp」の3つのディレクトリがあり、 その中にこのユーザー宛てに届いたメールのデータファイルが置かれる様になっています。
「new」は未読のメールが置かれるディレクトリです。
「cur」は既読(過去に受信を行っている)メールが置かれるディレクトリです。
「tmp」はシステムが一時的な処理のために使用するディレクトリですので、通常は空の状態になっています。
パーミッションとディレクトリ名を変更すればこのディレクトリの中にファイルを置いたりディレクトリを削除することは可能ですが、 ファイルを置いたりディレクトリを削除するとメールが正しく動作しなくなる場合がありますので ファイルの設置やディレクトリの削除は行わず、初期状態のままでご利用下さい。