[サービス仕様] アカウント
WebARENA Suiteのアカウントには、すべての機能を使用する事が出来る 管理者用アカウント、 使用出来る機能に制限がある ユーザー用アカウント、 使用する事が出来ない 予約アカウントの3種類があります。
管理者とユーザーの権限の対比
実際に使用出来るアカウントは管理者用アカウントとユーザー用アカウントの2種類です。
管理者とユーザーに与えられている権限を比較すると、以下の様になります。
管理者 | ユーザー | |
---|---|---|
ファイルの管理 | ○ (全アカウント) |
○ (自分のみ) |
パスワードの変更 | ○ (全アカウント) |
○ (自分のみ) |
ホームページの作成 | ○ | ○ |
電子メールの送受信 | ○ | ○ |
メールの転送設定 | ○ | ○ |
CGIの設置 | ○ | × |
メーリングリストの管理 | ○ | × |
チャットの管理 | ○ | × |
グループウェアの設置 | ○ | × |
ユーザー用アカウントの管理 | ○ | × |
ログファイルの参照 | ○ | × |
契約ディスク容量の確認と変更 | ○ | × |
契約情報の確認と変更 | ○ | × |
管理者用アカウント
管理者用アカウントは、WebARENA Suiteサーバー全体の管理を行うためのアカウントです。 WebARENA Suiteのすべての機能を使用し、すべてのファイルを管理する事が出来ます。
管理者用アカウントのアカウント名は admin です。 ご契約頂いた時点で自動的に用意されていますので、お客様が作成作業を行う必要はありません。 また、管理者用アカウントを追加作成したり、アカウント名を変更する事は出来ません。
管理者用アカウントを使用すると、以下の事が行えます。
- ファイルの管理
他のユーザーのファイルも含め、サーバー上にあるすべてのファイルを管理出来ます。 - パスワードの変更
ユーザー用アカウントも含め、すべてのアカウントのパスワードを変更出来ます。 - ホームページの作成
サーバーのトップページ( http://(ドメイン名またはIPアドレス)/ )を作成出来ます。 - 電子メールの送受信
管理者のメールアドレス( admin@(ドメイン名) )を使用してメールの送受信を行う事が出来ます。 - メールの転送設定
管理者宛てのメールを他のメールアドレスに転送出来ます。 - CGIの設置
アクセスカウンター・フォームメールなどのCGIを設置出来ます。 - メーリングリストの管理
メーリングリストの作成・削除やメンバー管理・機能設定を行う事が出来ます。 - チャットの管理
ホームページ上にチャットルームを設置出来ます。 - グループウェアの設置
ホームページ上にグループウェアを設置出来ます。 - ユーザー用アカウントの管理
ユーザー用アカウントを作成・削除する事が出来ます。 - ログファイルの参照
ホームページのアクセスログ・エラーログを参照出来ます。 - 契約ディスク容量の確認と変更
ご契約頂いているディスクの総容量・使用量の確認と、ディスク容量の変更を行う事が出来ます。 - 契約情報の確認と変更
ご加入時に登録して頂いた住所・電話番号等の情報の確認や変更を行う事が出来ます。
管理者用アカウントを使用するためには、管理者用パスワードが必要です。 管理者用パスワードの内容はご契約時にお客様に決めて頂く事になっており、弊社でもその内容を確認する事は出来ませんので、管理者用パスワードはお忘れにならない様ご注意下さい。
万一お忘れになってしまった場合は契約内容変更サービスまたはADMIN MANAGERのページからパスワード再発行の手続きを行って下さい。
管理者用アカウントのパスワードは、以下の条件の範囲内で使用する事が出来ます。
- 3~8文字の英数字でなければなりません。
ユーザー用アカウント
ユーザー用アカウントは、主に複数人で利用する場合に使用するアカウントです。 複数のメールアドレスを使用したい場合もユーザー用アカウントを作成して下さい。
使用出来る機能は管理者用アカウントと比較して制限されます。 また、自分のユーザー用ディレクトリにあるファイルのみを管理する事が出来る様になっており、 管理者用ディレクトリや他のユーザーのユーザー用ディレクトリにあるファイルを操作する事は出来ません。
ユーザー用アカウントの数に制限はありませんので、ディスク容量が許す限りいくつでも作成する事が出来ます。 初期状態ではユーザー用アカウントは1つも作られていませんので、 ご利用になる場合はADMIN MANAGERを使用して作成作業を行って下さい。
アカウント名は、以下の条件の範囲内で任意の名前を使用する事が出来ます。
- 使える文字は半角小文字の英数字と「 - 」(ハイフン)「 _ 」(アンダーバー)「 . 」(ピリオド)に限られます。
- アカウントの先頭の文字は半角小文字のアルファベットで、全体の文字数が3文字~32文字でなければなりません。
ユーザ用アカウントのパスワードは、以下の条件の範囲内で使用する事が出来ます。
- 3~8文字の英数字でなければなりません。
ユーザー用アカウントを使用すると、以下の事が行えます。
- ファイルの管理
自分のユーザー用ディレクトリにあるファイルを管理出来ます。 - パスワードの変更
自分のユーザー用アカウントのパスワードを変更出来ます。 - ホームページの作成
ユーザーごとに個別のホームページ( http://(ドメイン名またはIPアドレス)/(アカウント名)/ )を作成出来ます。 - 電子メールの送受信
ユーザーごとに個別のメールアドレス( (アカウント名)@(ドメイン名) )を使用してメールの送受信を行う事が出来ます。 - メールの転送設定
自分宛てのメールを他のメールアドレスに転送出来ます。
ユーザー用アカウントを使用するためには、そのアカウントのユーザー用パスワードが必要です。 ユーザー用パスワードの内容は管理者が任意の内容に設定する事が出来ますので、 お忘れになってしまった場合は管理者がADMIN MANAGERを使用して再設定する事が出来ます。
予約アカウント
予約アカウントは、システムの動作に必要なためあらかじめ予約されており、 ユーザー用アカウント名やメーリングリスト名としてご利用頂く事が出来ないアカウントです。 以下のアカウントが予約アカウントになっています。
adm alias apache bin daemon default ftp mail mailer-daemon nobody postmaster qmaild qmaill qmailp qmailq qmailr qmails root
これらのアカウントを作成しようとするとエラーになりますが、これは異常ではございませんので、あらかじめご了承下さい。
なお、 root ・ postmaster ・ mailer-daemon ・ nobody 宛てのメールは admin のメールボックスに転送される様になっていますので、 root@(ドメイン名) や postmaster@(ドメイン名) をメールアドレスとして使用する事は可能です。
その他の予約アカウント宛てのメールは「user (アカウント名): not exist」というエラーになり差出人に返送されますので、 mail@(ドメイン名) や ftp@(ドメイン名) をメールアドレスとして使用する事は出来ません。