ロードバランサー機能

VPSクラウドでは、ロードバランサーを有料で提供しております。
ロードバランサー1台につきグローバルIPが1つ付与されます。ロードバランサー1台に設定できるプロトコルは1つのみです。
ロードバランサーは、以下4種類の方式から負荷分散方式を選択・設定することができます。
- Active/Standby
- Least Connection
- Source
- スティッキーセッション
ロードバランサー配下に割当てられたインスタンスに対して、ロードバランサーから定期的にヘルスチェックが行なわれ、インスタンスに対する通信を確認しています。ロードバランサーはインスタンス上の「/var/www/html/healthcheck.html」というファイルに対して通信の正常性を確認しています。インスタンスには予めこのファイルを保存しておく必要があります。空ファイルでも問題ありません。
Active/Standby
ロードバランサーを複数設置し、Active/Standbyとして利用することが出来る。
通常はactiveステータスで正常動作してるインスタンスにトラフィックを流し、activeステータスのインスタンスに障害が発生したら、standby側インスタンスにアクセスを切り替える方式。
ロードバランサー配下にインスタンスを割当てた際の初期設定では、activeステータスとして登録されます。standbyにしたいインスタンスは手動でステータスを切り替える必要があります。
ロードバランサー配下に3つ以上activeステータスのインスタンスが設定されている場合、activeステータスのインスタンスが全て通信出来ない状態に陥ってから、standby側インスタンスに切替ります。
利用目的:Webサービスの耐障害性を高める

Least Connection
ロードバランサー配下に複数のactiveステータスインスタンスが存在した場合の負荷を分散する方式として、コネクション数の少ない方のインスタンスにアクセスを振り分ける方式。
利用目的:Webサービスの負荷分散を行うため

Source
ロードバランサー配下に複数のactiveステータスのインスタンスが存在した場合の負荷を分散する方式として、同一アクセス元IPの接続単位で割振るインスタンスを固定する方式。
利用目的:Webサービスの負荷分散を行うため

スティッキーセッション
セッション情報をcookieに書込み、同一セッション単位で割振るインスタンスを固定する方式。
スティッキーセッションは負荷分散方式で「Least Connection」を選択した場合にのみ有効となります。