VPNとインターネットを併用するためのアドレス設定(Windows)
※VVPNオプションをご利用中で、インターネット通信もご利用になる場合は下記が必要となります。
- NIC3【VPN】からNIC1【インターネット】にゲートウェイを変更
- NIC3【VPN】用のルーティングを追加
Windows2008 R2アドレス変更(VPNあり)
<VPNオプションをご契約中の場合>
SuitePRO V4コントロールパネルの「ネットワーク」で各NICのIPアドレス設定を確認しながら作業を行います。
作業前に、こちらの手順を参考に、NIC1【インターネット】を接続状態にしてください。
- 「コントロールパネル」>「ネットワークとインターネット」>「ネットワークと共有センター」>「アダプターの設定の変更」を開きます。
- 「ローカルエリア接続3」を右クリックし、プロパティを選択します。
- 「ローカルエリア接続 3」のプロパティの「インターネット プロトコルバージョン4 (TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
- デフォルトゲートウェイを削除します。
デフォルトゲートウェイの設定を削除し、「OK」をクリックします。
(デフォルトゲートウェイの設定がない場合は、別の「ローカルエリア接続 」を確認してください。)
(例) - NIC1【インターネット】の設定を行います。
同様に「ローカルエリア接続 」を確認します。
IPアドレスを確認してください。NIC1【インターネット】のIPアドレスと一致した場合は、NIC1【インターネット】のデフォルトゲートウェイを入力し、「OK」をクリックします。
(設定されているIPアドレスがNIC1【インターネット】のIPアドレスと異なる場合は、別の「ローカルエリア接続 」を確認してください。)
(例) - NIC3【VPN】用のルーティングを追加します。
デフォルトゲートウェイをNIC1【インターネット】に変更したため、NIC3【VPN】の通信に必要なルーティング設定を追加します。
作業はパワーシェルで実行します。タスクバーのパワーシェルを右クリックし、「管理者として実行する」を選択してください。 - route addコマンドでルーティングを追加します。
※お客様のVPN構成に応じたIPアドレスを設定してください。
(例)192.168.200.0/24のゲートウェイを192.168.0.1(NIC3のゲートウェイ)にする場合
PS C:\Users\Administrator> route add -p 192.168.200.0 mask 255.255.255.0 192.168.0.1 (例) OK!
- ルーティングが追加されたことを確認します。
PS C:\Users\Administrator> route add -p 192.168.200.0 mask 255.255.255.0 192.168.0.1 (例) ~省略~ 固定ルート: ネットワーク アドレス ネットマスク ゲートウェイ アドレス メトリック 192.168.200.0 255.255.255.0 192.168.0.1 1 (例)
以上でWindows2008R2の設定は完了です。
Windows2012 R2アドレス変更(VPNあり)
<VPNオプションをご契約中の場合>
SuitePRO V4コントロールパネルの「ネットワーク」で各NICのIPアドレス設定を確認しながら作業を行います。
作業前に、こちらの手順を参考に、NIC1【インターネット】を接続状態にしてください。
- 「コントロールパネル」>「ネットワークとインターネット」>「ネットワークと共有センター」>「アダプターの設定の変更」を開きます。
- 「イーサネット3」を右クリックし、プロパティを選択します。
- 「イーサネット接続 3」のプロパティの「インターネット プロトコルバージョン4 (TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
- デフォルトゲートウェイを削除します。
デフォルトゲートウェイの設定を削除し、「OK」をクリックします。
(デフォルトゲートウェイの設定がない場合は、別の「イーサネット」を確認してください。) (例) - NIC1【インターネット】の設定を行います。
再度「コントロールパネル」>「ネットワークとインターネット」>「ネットワークと共有センター」>「アダプターの設定の変更」を開きます。
「イーサネット」を右クリックし、プロパティを選択します。 - 「イーサネット」のプロパティの「インターネット プロトコルバージョン4 (TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
- 「プロパティ」で表示される「IP アドレス(I):」が、SuitePRO V4のコントロールパネル内「ネットワーク」の「NIC1【インターネット】」の「IPアドレス」と一致していることを確認します。
- 一致している場合、SuitePRO V4のコントロールパネル内「ネットワーク」の「NIC1【インターネット】」の「ゲートウェイ」を「デフォルト ゲートウェイ(D):」に入力し、「OK」をクリックします。
※Windowsサーバーに設定されているIPアドレスがSuitePRO V4のコントロールパネル内「ネットワーク」の「NIC1【インターネット】」の「IPアドレス」と異なる場合は、別の「イーサネット」を確認してください。 - NIC3【VPN】用のルーティングを追加します。
デフォルトゲートウェイをNIC1【インターネット】に変更したため、NIC3【VPN】の通信に必要なルーティング設定を追加します。
作業はパワーシェルで実行します。タスクバーのパワーシェルを右クリックし、「管理者として実行する」を選択してください。 - route addコマンドでルーティングを追加します。
※お客様のVPN構成に応じたIPアドレスを設定してください。
(例)192.168.200.0/24のゲートウェイを192.168.0.1(NIC3のゲートウェイ)にする場合
PS C:\Users\Administrator> route add -p 192.168.200.0 mask 255.255.255.0 192.168.0.1 (例) OK!
- ルーティングが追加されたことを確認します。
PS C:\Users\Administrator> route print ~省略~ 固定ルート ネットワーク アドレス ネットマスク ゲートウェイ アドレス メトリック 192.168.200.0 255.255.255.0 192.168.0.1 1 (例)
以上でWindows2012R2の設定は完了です。