• CentOS8、Rocky Linux8,4、Rocky Linux9.0、AlmaLinux9.3アドレス変更
• CentOS8、Rocky Linux 8.4、Rocky Linux9.0、AlmaLinux9.3アドレス変更（VPNあり）

※本作業では、NIC4のIPアドレス、ゲートウェイの情報が必要となります。
確認方法はこちらをご参照ください。

CetOS8、Rocky Linux8.4、Rocky Linux9.0、AlmaLinux9.3アドレス変更

SuitePRO V4コントロールパネルの「ネットワーク」で各NICのIPアドレス設定を確認しながら作業を行います。※VPNオプションをご利用中の場合は、後述の手順「CentOS8、Rocky Linux8.4、Rocky Linux9.0アドレス変更（VPNあり）」をご参照ください。

1. eth3の設定を確認します。
   ifcfg-eth3ファイル内の「IPADDR」の行を確認します。
   以下のようにNIC4【インターネット：UTM】のIPアドレスが既に設定されている場合は、この後の作業は必要はありません。
   （UTMオプションご契約後にOSのインストールをした場合は、このように自動的にNIC4のIPアドレス設定が行われます。）
   ifcfg-eth3にIPアドレスの設定がない場合は次の作業に進んでください。
   

   # cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth3
   
   				  
   GATEWAY=192.0.2.1（例）※NIC4のゲートウェイIP
   IPADDR=192.0.2.3（例）※NIC4のIPアドレス

2. eth0の設定を変更します。
   ifcfg-eth0ファイルを編集し、ONBOOTをnoにします。
   

   # vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
   
   DEFROUTE=no				  
   ONBOOT=no

3. eth1の設定を変更します。
   ifcfg-eth1ファイルを編集し、ONBOOT/DEFROUTEを yes にします。※存在しない場合は新規作成ください
   コントロールパネルで確認した、NIC4【インターネット：UTM】のIPアドレス、ゲートウェイ、サブネットマスクとDNS1、DNS2を入力します。
   

   # vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1
   
   DEVICE=eth1
   DEFROUTE=yes
   DNS1=210.150.255.28
   DNS2=202.229.78.37
   GATEWAY=192.0.2.1（例）※NIC4のゲートウェイIP
   IPADDR=192.0.2.3（例）※NIC4のIPアドレス
   NETMASK=255.255.255.248
   ONBOOT=yes

4. networkをrestartして設定を有効にします。
   

   # nmcli networking off && nmcli connection reload && nmcli networking on
   

5. コントロールパネルに戻り、【NIC1の切断・NIC4の接続】 を行います。

以上で設定は完了です。

CentOS8、Rocky Linux8.4、Rocky Linux9.0、AlmaLinux9.3アドレス変更（VPNあり）

<VPNオプションをご契約中の場合>

VPNオプションをご利用中で、UTMオプションもご利用になる場合は下記が必要となります。

• NIC3【VPN】からNIC4【インターネット：UTM】にゲートウェイを変更
• NIC3【VPN】用のルーティングを追加

SuitePRO V4コントロールパネルの「ネットワーク」で各NICのIPアドレス設定を確認しながら作業を行います。

1. eth0の設定を変更します。
   ifcfg-eth0ファイルを編集し、ONBOOTをnoにします。
   

   # vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
   				  
   ONBOOT=no

2. eth3の設定を変更します。
   ifcfg-eth3ファイルを編集し、ONBOOTをyesにします。※存在しない場合は、新規作成ください。
   コントロールパネルで確認した、NIC4【インターネット：UTM】のIPアドレス、サブネットマスクを入力します。
   

   # vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth3
   
   DEVICE=eth3
   DEFROUTE=yes
   GATEWAY=192.0.2.1（例）※NIC4のゲートウェイIP
   IPADDR=192.0.2.3（例）※NIC4のIPアドレス
   NETMASK=255.255.255.248
   ONBOOT=yes

3. NIC3【VPN】用のデフォルトゲートウェイの設定をオフにします。
   ifcfg-eth2ファイルを編集し、DEFROUTEをnoにします。
   

   # vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth2
   
   DEFROUTE=no

4. NIC3【VPN】用のルーティングを追加します。
   デフォルトゲートウェイをNIC4【インターネット：UTM】に変更したため、NIC3【VPN】の通信に必要なルーティング設定を追加します。

   ※お客様のVPN構成に応じたIPアドレスを設定してください。
   （例）192.168.200.0/24のゲートウェイを192.168.0.1(NIC3のゲートウェイ)にする場合

   # vi /etc/sysconfig/network-scripts/route-eth2
   
   192.168.200.0/24 via 192.168.0.1 dev eth2(例)

5. networkをrestartして設定を有効にします。
   

   # nmcli networking off && nmcli connection reload && nmcli networking on

6. ルーティングが追加されたことを確認します。

   # ip route
   
   192.168.200.0/24 via 192.168.0.1 dev eth2 (例)

7. コントロールパネルに戻り、【NIC1の切断・NIC4の接続】 を行います。

以上で設定は完了です。