SuiteX V1 タイプからSuiteX V2 タイプ スタンダードへのお乗り換え手順 ~メールソフトの設定
メールソフトの設定
SuiteX V1 タイプ、SuiteX V2 タイプ スタンダード両方を先にメールソフトに設定させておくことで、この後に行うドメイン切り替え後の移行期間中のメールの取りこぼしを回避することができます。
そのためこの段階では、SuiteX V1 タイプサーバーの設定は削除せず、SuiteX V2 タイプ スタンダードの設定を先に済ませておきます。
1. SuiteX V2 タイプ スタンダードのメール設定
お客さまがご利用中のドメインでメールの設定をします。メールソフトの設定・使用方法
この段階ではまだDNSの切り替えが行われていないため、メール送受信テストを実施しても認証エラーとなります。この状態で問題ございませんので、次の手順へお進みください。
<メールの設定がうまくできないお客さまへ>
Outlookなど一部のメールソフトでは、設定中に認証が試行されるため、設定を正常に完了できない場合があります。
その場合は、「暗号化なし」の設定方法にて、「SMTPサーバー名(送信)」や「POP3/IMAPサーバー名(受信)」を「SuiteX V2 タイプ スタンダードのIPアドレス」に指定してください。
ただし、セキュリティ保持、および安定したメール送受信を行うために、最後のDNSの切り替えが完了した後は、暗号化を用いたメール設定に変更されることをおすすめいたします。
<子ドメインでメールを利用しているお客さまへ>
子ドメインを変更してから、一定期間、お客さまメールアドレス宛に配送されたメールは、正常に配送されず、送信元にエラーが返されます。
外部からメールが送信される可能性がある場合は、子ドメイン移行前にお取引先等にメールを配送できない期間が発生する旨をご連絡いただきますようお願いいたします。
SuiteX V1 タイプのメール設定の編集
現在ご利用になっているSuiteX V1 タイプのメール設定を一部編集します。
※なお、現在暗号化を用いたメール送受信を行われている場合、この時点で暗号化を用いない設定に切り替えていただく必要があります。暗号化なしの状態でメール送受信を行わないと、宛先メールサーバーのポリシーによっては正しくメールが届かないといった事象が発生する場合があります。
回避したい場合は、この時点で本手順を行わず、この後の親ドメインの切り替え当日あらためて実施されることをおすすめいたします。
設定項目としては次のとおりです。代表的なメールソフトの設定手順をこの後に案内しておりますので、ご参考になさってください。
設定項目
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
SMTPサーバー名(送信) |
SuiteX V1 タイプのIPアドレス |
SMTPサーバーのポート番号 | 587 |
SMTP認証(SMTP Authentication) | 「SMTP認証を行う」にチェックを入れる |
POP3/IMAPサーバー名(受信) |
SuiteX V1 タイプのIPアドレス |
POP3/IMAPサーバーのポート番号 | POP3 110 / IMAP : 143 |
メールアドレス | お客さまのメールアドレス ( [アカウント名]@[ドメイン] ) |
アカウント名(ユーザーID) | お客さまが設定したメールアカウント (例:admin、taroなど) |
パスワード | お客さまが設定したパスワード |
SuiteX V1 タイプのメール設定の編集(Outlook2021の設定例)
- [スタートボタン]→[Outlook]の順にクリックして、Outlook2021を起動します。
- ホーム画面が表示されます。[情報]→[サーバーの設定]をクリックします。
- [POPアカウントの設定]画面の[受信メール]、[送信メール]をクリックし、それぞれ次のように変更した後、[次へ]をクリックします。
受信メール
サーバー SuiteX V1 タイプのIPアドレス ポート 110 暗号化された接続が必要 チェックを外す 送信メール
サーバー SuiteX V1 タイプのIPアドレス ポート 587 暗号化方法 チェックを外す 送信サーバーは認証が必要 チェックを入れる 受信メールサーバーと同じ設定を使用する 選択 ※完了画面が表示されずにセキュリティ警告が表示された場合は、[いいえ]をクリックし、POPアカウントの設定を確認し、修正します。 - 完了画面が表示されますので、[完了]をクリックして設定を終了します。