概要
メールホスティング、SuiteX V2/V2c メールプレミアムにおきまして、メールの暗号化方式である「STARTTLS」を、2024年12月より機能拡大いたします。
本件に伴い、一部のお客さまにおかれましてはDNSのレコード変更などの対応が必要となります。お手数をおかけし大変恐れ入りますが、必ずご確認くださいますようお願い申し上げます。
対象サービス
WebARENA メールホスティング
WebARENA SuiteX V2 タイプ メールプレミアム
WebARENA SuiteX V2c メールプレミアム
※SuiteX V2/V2c スタンダードは本件の対象外となります。
提供開始日時
2024年12月10日(火) 06:00
お客さまへのお願い
STARTTLSの提供に伴い、本サービスのご利用に必要なDNSレコードの内容が変更となります。ご利用のDNSによって対応が異なります。ご対応が必要なお客さまにおかれましては、お手数をおかけし大変恐れ入りますが、事前にご確認のうえ、提供開始の2024年12月10日(火)06:00以降は、お早めにご対応ください。
ご利用のDNSがご不明なお客さまはこちらをご参照ください。
サービスが標準提供しているDNSをご利用のお客さま
弊社にて一括設定いたします。お客さまによる作業は必要ありません。
ご自身でDNSサーバーをご用意されているお客さま、DNSアウトソーシング(asns1.customer.ne.jp/asns2.customer.ne.jp)をご利用のお客さま
お客さまにて2024年12月10日(火)06:00以降にMXレコードの設定変更をお願いいたします。DNSアウトソーシングをご利用のお客さまはこちらに設定方法を案内しております。
もし設定変更されない場合、STARTTLSのご利用問わず、証明書の不一致エラーとして外部からのメールが正常に届かなくなる可能性があります。お手数をおかけし恐れ入りますが、なるべくお早めにご対応くださいますようお願いいたします。
レコードの種類 | 変更前 | 変更後 |
MX 10 | mail.メインドメイン(※) | 予備ドメイン ※確認方法はこちらをご参照ください |
(※)MX 10や20など、メールサーバーの優先値についてはお客さまの設定状況により異なります。適宜、「mail.メインドメイン」となっている箇所を予備ドメインへ変更ください。
(※)マルチドメインを利用されている場合は、「mail.マルチドメイン」としているMXレコードも同様に予備ドメインへ変更ください。
(※)このMXレコードの変更に伴い、お客さまのメールサーバーのIPアドレスに対するPTRレコードも弊社にて予備ドメインへ変更いたします。PTRレコードは弊社にて管理しているため、お客さまによる作業は必要ございません。
メインドメインが「example.com」、予備ドメインが「v0000-000.mailsecure.jp」の場合
レコードの種類 | 変更前 | 変更後 |
MX 10 | mail.example.com | v0000-000.mailsecure.jp |
なお、変更に際してはDNS切り替えによる影響を最小限に留めるため、事前にTTL値を短くしておくことをおすすめいたします。(例:86400秒→300秒など)
STARTTLSに対応するためのメールソフトの設定方法
メールソフトの設定につきまして以下からご確認ください。
メールホスティングをご利用のお客さまはこちら
SuiteX V2 タイプ メールプレミアムをご利用のお客さまはこちら
よくあるご質問
自分は何か対応が必要ですか?
→お客さまがご利用のDNSによって対応が異なります。
ご利用のDNSがご不明なお客さまはこちらをご参照ください。
外部DNSを利用しています。DNSを変更しないとメールが使えなくなるのでしょうか?
→メールの送受信そのものができなくなるわけではございません。
MicrosoftやGoogleなど、世間で広く利用されているメールサーバーからのメールはDNSを変更しない状態でも正常にメールが届くことを確認しておりますが、欧州のメールサーバーからのメールは正常にメールが届かない可能性を当社にて確認しております。欧州とお取り引きされているお客さまは特にご注意ください。
また、すべてのメールサーバーからの接続については確認できていないため、恐れ入りますがなるべくお早めにDNSの変更をお願いいたします。
外部DNSやDNSアウトソーシングを利用しています。12月10日の提供開始前に設定してもよいですか?
→恐れ入りますが、事前の設定はお控えくださいますようお願いいたします。一部メールが届かなくなる可能性があるためです。
外部DNSやDNSアウトソーシングを利用しています。設定代行してもらえますか?
→恐れ入りますが、弊社による設定は承っておりません。
よろしければ弊社の協力会社である北斗システムジャパン社の「データ移行支援サービス」をご検討ください。
OutlookやThunderbirdなどのメールソフトの設定は変更しなくてもよいですか?
→変更は必要ありません。従来の暗号化なし・SMTP/POP/IMAP over SSLを用いた暗号化送受信はそのままご利用になれます。
STARTTLSを用いた暗号化送受信をご希望のお客さまのみ、メールソフトの設定を適宜変更ください。具体的な設定値につきましては12月10日以降に本ページにて案内いたします。
MXレコードを予備ドメインに変更すると、契約のメインドメイン(例:mail.example.com)のMXレコードがなくなりますが問題ないですか?
→問題ございません。今回の仕様変更に伴い、12月10日 6:00以降はメインドメインをMXレコードとして設定する必要はなくなります。
標準提供されているDNSで拡張設定を利用しています。12月の提供開始後に自分でMXレコードを変更してしまいました。どのような影響が出ますか?
→証明書の不一致エラーとして外部からのメールが正常に届かなくなる可能性があります。こちらの情報をご参考のうえ、予備ドメインへお戻しください。
外部DNSやDNSアウトソーシングを利用しています。メールサーバーに関する、SPFレコードやAレコードの設定変更は必要でしょうか?
→STARTTLS提供拡大に伴う設定変更箇所は、MXレコードに「mail.メインドメイン」あるいは「mail.マルチドメイン」とご登録いただいている箇所のみとなりますので、SPFやAレコードの設定変更は不要です。
MXレコードに外部のセキュリティ用メールサーバーやゲートウェイを設定しています。変更は必要でしょうか。
→外部のセキュリティサービスにて、メールホスティング/SuiteX V2 メールプレミアムへ配送するメールサーバー名を指定いただいている場合、「予備ドメイン」へ変更する必要がございます。
ならびに、外部DNSやDNSアウトソーシングのMXレコードにて「mail.メインドメイン」あるいは「mail.マルチドメイン」を設定いただいている場合、お客さまにて「予備ドメイン」へ変更ください。
欧州や一部メールサーバーからのメールが届かなくなる可能性があるのは困ります。何とかなりませんか?
→提供開始前に、MXレコードに「mail.メインドメイン」あるいは「mail.マルチドメイン」の次の優先メールサーバとして「予備ドメイン」を指定したMXレコード追加いただくことでメールの取りこぼしをを回避できます。
<例>
example.com 600 IN MX 10 mail.example.com.
example.com 600 IN MX 20 v0000-000.mailsecure.jp. ←★追加
なお、工事後は既存の「mail.メインドメイン」あるいは「mail.マルチドメイン」の部分を「予備ドメイン」へ変更のうえ、後から追加いただいたMXレコードを削除ください。
12月10日以降メールクライアントからメールの送受信ができません。
→一部メールクライアントやメールシステムでは、SMTP/IMAP over SSLでのメール送信に失敗することがあります。その場合、STARTTLSの設定もお試しください。
【参考】本サービスの暗号化について
【現在の仕様】
暗号化を用いた送受信を行う場合、SMTP/POP/IMAP over SSL に対応しておりました。
※STARTTLSは送信時のサーバー間の通信のみ対応
【STARTTLS提供開始後の仕様】
暗号化を用いた送受信を行う場合、SMTP/POP/IMAP over SSLに加えSTARTTLSをご利用になれます。