SuiteXの /tmp ディレクトリには30MB未満の利用制限が設けられていいます。
そのため、お客さまのご都合のよいタイミングで、/tmpディレクトリ内のファイルを削除してください。
サーバー上のお客さまのコンテンツの生成物は、お客さまの管理が原則となるため、弊社にてファイルを削除することはできません。
/tmp ディレクトリへの対処として、次の2つの方法を案内いたします。
■一時ファイル置き場の場所を一時的に変更して利用する
一時ファイル置き場のディレクトリを一時的に /tmp からお客さまの任意のディレクトリへ変更いただくこともできます。30MBを超えるファイルを一時的に設置する必要がある時などにご利用ください。
ディレクトリの変更は、php.ini を次のように編集する必要があります。
例として /data ディレクトリ配下に一時ファイル置き場を変更する場合の記述例を案内します。
sys_temp_dir="/virtual/お客さまIPアドレス/data/<任意のディレクトリ名>"
php.ini の編集方法についてはこちらをご参照ください。
なお、SuiteXの一時ファイル置き場については、通常利用のために元の /tmp に戻しておくことをおすすめします。
そのため、WordPressのアップグレードが完了次第、先述の php.ini の記述を削除してください。
■一時ファイルを確認し、削除する
また、/tmp ディレクトリのファイルの確認については、参考情報として、お客さま権限のファイル、ディレクトリを読み取り、ブラウザに表示するためだけのサンプルスクリプト(perl)を案内します。
ご確認のうえ、 /tmp 配下の一時ファイルの削除をお願いします。
#!/usr/local/bin/perl
main:{
print "Content-type:text/html\n\n";
print "<HTML>\n";
opendir(DIR, "/tmp") || die;
while( $file = readdir(DIR) ){
if( -o "/tmp/${file}" ){
print "OK /tmp/${file}<br />\n";
}
}
print "</HTML>\n";
}
一時ファイルが確認できましたら、スクリプトでファイルを削除し動作をご確認ください。
なお、ファイル削除方法等、プログラムの記述につきましては、お客さまで専門書やインターネット等でご確認ください。