WebとFTPサーバの起動が完了したら、作成したWebコンテンツをサーバーに転送してみましょう。
トップページのファイル名は「index.html」が使用出来ますので、 「index.html」というファイル名のHTMLファイルを作成して下さい。
また、通常の設定では管理者アカウント(root)でFTP接続することは出来ませんのでFTP接続用のユーザーアカウントを作成して下さい。
「vsftpdの設定・起動」の項目で /var/www/html ディレクトリのオーナに設定したユーザーアカウントをFTPクライアントに設定します。
HTMLファイルとユーザーアカウントが準備できたら以下の手順でサーバーに接続します。
- FTPクライアントのソフトウェアにユーザーアカウント(root以外のアカウント)を設定して接続します。
FTPソフトに以下の設定を行って下さい。
サーバーのアドレス:(インスタンスのドメイン名またはIPアドレス)
ユーザー名:(接続に使うユーザーアカウントの名前)
パスワード:(接続に使うユーザーアカウントのパスワード)たとえば、お客さまのインスタンスのドメイン名が example.com に設定されていて
「nttpc」というアカウント名のユーザーアカウントを使用する場合は以下のように設定します。サーバーのアドレス:example.com
ユーザー名:nttpc
パスワード:(nttpcのパスワード) - 接続を行い、ログインが完了したら /var/www/html ディレクトリに移動してWebコンテンツを転送してみましょう。 「index.html」という名前のHTMLファイルを /var/www/html ディレクトリにアップロードして下さい。
- アップロードが出来たらブラウザで http://(インスタンスのドメイン名またはIPアドレス)/ にアクセスしてみて下さい。
たとえば、Webサーバー用のドメイン名として www.example.com が設定されている場合は以下のアドレスにアクセスして下さい。
http://www.example.com/
転送したindex.htmlの内容が表示されていれば正常に転送が行えています。