他のサーバーでご利用中のドメインをWebARENAのVPSへ移行する際の基本的な手順を一例としてご案内しております。 *1
お客さまの現在のサーバーでのご利用、構築状態によっては、別途作業が必要になる可能性がございますのであらかじめご了承下さい。
WebARENA Suite/Suite2/SuiteXでARENAサブドメインをご利用の場合は、WebARENAのVPSへのドメイン移行が行えませんので、別途ドメインをご用意頂く必要がございます。
1.WebARENAのVPSのご契約
1-1) WebARENAのVPSのお申し込み
お申し込みページからWebARENAのVPSをご契約いただきます。
1-2) WebARENAのVPSの開通
クレジットカード支払いコースでWeb上からお申し込みいただいた場合は、その場でWebARENAのVPSが開通します。請求書・口座振替支払いコースの場合は、書面が弊社に到着後3営業日以内に開通します。
いずれも開通と同時にメールにて、開通のご案内をお送りします。後日、書面もお送りします。
2. サーバーの構築
2-1) 各種サーバーの構築
WebARENAのVPS上でお客さまがご利用になるサービス( 例:Webサーバー、メールサーバー、FTPサーバー、DNSサーバーなど)を設定してください。 ご契約時にあらかじめインストールされているソフトウェアをご利用いただき、 設定していただくこともできますし、お客さまご自身でお選びになったソフトウェアをインストールの上でご利用になることもできます。
この時点では、DNSの設定が完了しておりませんので、ドメイン名を用いてVPSクラウドにアクセスすることはできません。 インスタンスにログインのうえ、各種構築および設定の作業を行ってください。
2-2) ユーザアカウントの作成
必要なユーザアカウントを作成してください。
3.コンテンツの移行
旧サーバー上にある各種コンテンツ(Webページ、その他ファイルなど)をVPSクラウドにコピーしていただきます。
4.WebARENAのVPSの動作確認
各種サービスの動作確認を行ってください。
この時点ではDNSの設定が完了しておりませんので、IPアドレスを用いてサービスの動作確認をしてください。
5.DNS情報の変更
お客さまドメインを管理するレジストラ(ドメイン登録業者)に、DNSサーバーの変更申請をしていただきます。 現在、指定されているDNSサーバーをVPSクラウドまたはお客さま管理のDNSサーバーに変更して頂きます。
お客さまドメインをネームサーバーのホスト名に利用している場合、レジストラへはホスト名の他にネームサーバーのIPアドレスの登録が必要となる場合がございます。
例)
お客さまドメイン:example.com
ネームサーバー名:ns.example.com
インスタンスのIPアドレス:192.0.2.5
そのため、旧サーバーでもネームサーバーのホスト名をns.example.comとしていた場合でも、レジストラに登録しているIPアドレスの変更が必要となる場合がございます。
登録の方法が不明な場合は、恐れ入りますがご利用のレジストラへお問い合わせ下さい。
上記レジストラへのネームサーバー登録情報の変更が反映いたしますと、お客さまドメインへのアクセスがVPSクラウドへ接続され始めます
6.運用開始
6-1) 名前によるアクセスの確認
5.DNS情報の変更がレジストラの登録情報に反映いたしましたら、ドメイン名によりアクセスできることをご確認ください。
ただし、この段階ではまだアクセスする場所・タイミングによって旧サーバーあるいはVPSクラウドの方へアクセスが届く場合がございます。 DNSキャッシュの有効期限が切れるにしたがって、新しいVPSクラウドへアクセスが順次届くようになります。
この段階ではメール等も旧サーバーに届くものと、VPSクラウドに届くものがございますので、両方のサーバーを平行してご利用いただくことにより、メールの取りこぼし無く運用することが可能となります。
6-2) DNS安定化の確認
ある程度の時間がたちますと、旧サーバーへのアクセス・メールの到着等が無くなって来ます。 旧サーバーへのアクセス等がなくなったことをご確認いただいた段階で、サーバーの切り替えが完了となりますので、必要に応じて旧サーバーのご解約手続きを行って下さい。