Bizメール&ウェブ エコノミーからの移行の際、WordPress等でご利用のデータベースを手動で移行する方法をご案内いたします。
作業の大まかな流れは次の通りです。
①ダンプデータの取得
②データベースの有効化
③データインポート
Ⅰ.ダンプデータの取得
- FTPソフトを使ってSuiteXサーバにアクセスします。FTPソフトの利用方法はこちら。
- 次の名称のフォルダを参照します。
/data/migrationdata/tmp/ecomig_dump/dump_[移行工事日付8桁]/
このフォルダから「dump_all_database.sql」という名称のファイルをローカル(PC)にダウンロードします。
このファイルは、移行済みのデータベースも含む、Bizメール&ウェブ エコノミーでご利用されていた全データベースのダンプデータです。 - ダウンロードした「sql」をメモ帳などのテキストエディタで開きます。
- データベースが複数ある場合、以下の手順でファイルの中身をデータベースごとに分割します。
(データベースが1つの場合この作業は必要ありません)
①インポートするデータベースの先頭行「-- Current Database:」の表記を探します。--
②上記箇所を先頭に、次に「-- Current Database:」の表記が出てくる箇所の直前まで(次の記述がない場合はファイル末尾まで)を選択してコピーします。
-- Current Database: `[DB名]`
--==========ここから============
③空のテキストファイルを新規作成し、②でコピーした内容をすべて貼り付けて、任意の名称でファイルを保存します。ファイルの拡張子は「.sql」とします。
--
-- Current Database: `[DB名]`
--
CREATE DATABASE /* ~~略~~ */ `[DB名]` /* ~~略~~ */;
USE `[DB名]`
~~中略~~
UNLOCK TABLES;
==========ここまで============
--
-- Current Database: `[DB名]`
--
④「dump_all_database.sql」のファイルの末尾に到達するまで、①~③の作業を繰り返します。 - インポートしたいダンプデータファイルを開いて、冒頭に記述されている「CREATE DATABASE」と「USE」の2行をコメントアウトまたは削除します。(行頭に「--」と記述するとコメントアウトができます)
--
編集後、変更を保存してファイルを閉じます。
-- Current Database: `[DB名]`
--
CREATE DATABASE /* ~~略~~ */ `[DB名]` /* ~~略~~ */; ←コメントアウトor削除
USE ‘[DB名]’; ←コメントアウトor削除
~~中略~~
UNLOCK TABLES;
Ⅱ.データベースの有効化
- SuiteXサイトマネージャーにアクセスします。(http://お客さまIPアドレス:8080)
画面左メニュー「Web&FTP管理」>「MySQL管理」>「MySQLのON-OFF」をクリックしますと、お客さまの MySQLデータベース名、データベースユーザ名などの基本情報が表示されます。 - 利用されたいデータベースの「ON/OFF」を「ONにする」にして「設定」ボタンを押します。
標準データベースは容量100MB、最大3つまでご利用可能です。
大容量のデータベースや、4つ以上のデータベースをご希望の場合は有料オプション「高機能データベース」をご検討ください。
Ⅲ.データベースのインポート
※標準データベースへのインポート手順をご案内します。高機能データベースの場合も基本手順は同じですが、phpMyAdminへのアクセス方法などが異なります。詳細はこちらをご参照ください。
- MySQLデータベース管理画面上部にある「phpMyAdminを開く」をクリックします。
- phpMyAdminログイン画面でユーザ名とパスワードを入力し、実行ボタンをクリックします。
サーバ : localhost
ユーザ名 : サイトマネージャーでONにしたDBの「DBユーザ名」
パスワード : サイト管理者(admin)のパスワード - ログインすると、画面左側(赤枠内)のメニューにサイトマネージャーでONに設定したデータベース名が表示されます。
この中から操作したいデータベースを選択して、操作画面へ移動します。 - 操作画面の上部タブから「インポート」を選択します。
- 「インポートするファイル」の欄で、テキストファイルの位置「参照」ボタンをクリックして、ダンプデータを選択します。
インポートするファイルの形式など、実施したい内容にあわせて各項目にチェックをし、右下の「実行」をクリックします。特殊な設定がなければ何も変更せず、そのままインポートを実行してください。
「インポートは正常に終了しました。○個のクエリを実行しました」のメッセージが表示されたら、インポートは完了です。